6月定例佐賀県議会は19日、一般質問2日目の質疑を行った。佐賀市金立町の乳児院で職員が殺害されて一時保護中の子どもの母親が逮捕された事件を受け、男女参画・こども局の宮原文子局長は児童福祉施設の安全対策について「児童相談所と現場の施設が一緒に考えていくことが大切。今後も検証を重ねたい」との考えを示した。

 中本正一議員(公明)が、事件に関して「予見が難しかったかもしれないが、県として重く受け止めるべき」と指摘し、施設職員の安全確保などを質問した。乳児院が休日・夜間の児相への電話を受け付ける業務を担っていることにも触れ、児相との連携体制の課題をただした。