華やかな笑顔と巧みな手具操作で女王の座を守った。新体操女子個人の兒島永奈(佐賀北)が、団体に続き、個人総合と種目別で2連覇を達成した。「納得いかない部分もあったが、結果には満足」と声を弾ませた。

 緩急のあるポップな曲でフープに挑み、観客を沸かせた。落ち着いて軽快なステップを披露し、「しっかりまとめることができた」と兒島。練習の成果を存分に発揮して22・800点の高得点を得ると、続くリボンでは終盤にリボンがからまり場外に出てしまうトラブルに見舞われたが、冷静に対処。落下を防ぐと最後まで笑顔を崩さず、貫禄の演技を見せつけた。