佐賀市で放課後児童クラブ(学童保育)の待機児童の解消が課題となっていることについて、坂井英隆市長は12日の市議会一般質問で「取り得る手段をフルに活用し、早期の待機児童解消を目指す」との考えを示した。2027年度までに対象学年を全学年に拡大し、待機児童を解消する市の方針に関しても「前倒しにも取り組む」と強調した。

 少子化で全体の児童数は減少しているが、学童保育のニーズは高まっている。利用児童数は23年度が2871人、25年度は3194人と300人以上増加。学童保育を利用したいのにできない待機児童(年度当初、小学1~3年生)は23年度が14人、24年度が51人、25年度が47人となっている。