まだまだなっている実に後ろ髪を引かれながら梅雨入りしました

 庭はサツキ、ホタルブクロ、ドクダミ、アジサイなど緑の中に赤や紫、白い花が美しく映えています。桑の実、スモモ、モモ、ビワ、ブルーベリーなどの果樹もちょうど色づき始めました。しかしついに北部九州も梅雨入り。天気予報は雨マークが並びます。

 なかなか収穫とお天気のタイミングが合いません。梅は収穫してみると案外たくさん実っていて、雨が続く前に急いで収穫したのですが、全部は収穫できずに心残りです。冬の間枯れたり弱ったりしている枝を剪定(せんてい)していたので、光が当たるようになった枝には元気な新芽が伸びていました。

 たくさん梅の木があり少しずつ手を入れているものの、全部の世話はできていません。奥に入ってみるとそこは獣たちの世界。あちこちに大きな巣穴があって、1人コントのように何度も穴に落ちました。

 植物学者のステファノ・マンクーゾさんは、植物には知性があると言っていますが、何か植物たちに呼び止められているような気持ちです。

 (地域リポーター・一ノ瀬文子=鹿島市)