猪狩名人所長(左)から協力者証を受け取った協力団体の代表者=佐賀市の佐賀国道事務所

 佐賀国道事務所は9日、県内の建設会社など59団体と災害時の応急対策に関する協定を結び、協力者証を交付した。同事務所が管理する国道で災害が発生した場合に、連携して道路の復旧などに当たる。

 同事務所は、国道3号や34号など7路線、総延長233キロを管理している。協力団体は7部門に分かれ、道路ののり面が土砂などで崩壊した場合は道路の復旧、冠水時は通行止めの対応のため出動する。昨年度は、大雨や雪による通行止めの対応に当たった。

 佐賀市の同事務所で交付式があり、工事、業務、ボランティア分野の代表団体が、猪狩名人(めいと)所長から協力者証を受け取った。猪狩所長は「災害後の一連の対応は、迅速で安全かつ効率的に進めていかなければいけない。そのためには地域に精通した皆さま方の力が必要不可欠」と協力を呼びかけた。(沖田日和)