駐屯地開設を前に、地域への説明会について質疑があった佐賀市議会一般質問

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に関し、佐賀市政策推進部の星下努部長は10日の市議会一般質問で、地元の単位自治会から説明会の開催を求める要望があった場合の対応を問われ、「九州防衛局に適切な対応を求めていく」と答弁した。

 九州防衛局は10日から4日間の日程で、空港近隣6校区の自治会からの求めに応じ、自治会長ら約140人を対象に非公開の説明を始めた。

 一般質問で、山田誠一郎議員(ネットワーク佐賀)が、駐屯地開設を7月9日に控え、「(住民の関心が)地域とのかかわりや地域コミュニティーに移ってきている」と指摘。「単位自治会やPTA、商工業団体から聞きたいこともあると思う。防衛省は丁寧に対応すべき」とただした。

 星下部長は、駐屯地が地域との信頼関係を構築する必要性に触れ、「地元の単位自治会で説明を求める声があった場合、防衛省に対し、適切に対応するよう求めていきたい」と答えた。(川﨑久美子)