佐賀県内は10日、夕方にかけて雷を伴った激しい雨が降り、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある。佐賀地方気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけている。
同気象台によると、梅雨前線が九州北部地方に停滞し、温かくしめった空気が流れ混んで大気の状態が非常に不安定になっている。特に南部では、10日昼前にかけて局地的に非常に激しい雨が降るところがある。10日午前には佐賀市や唐津市、鳥栖市など各地で1時間に30ミリ以上の雨量を観測。降り始めからの雨量(午前0~5時)は嬉野市75・0ミリ、佐賀市60・5ミリなどとなっている。
10日に予想される1時間雨量は多い所で南部50ミリ、北部40ミリ。11日午前6時までの24時間雨量は多い所で南部180ミリ、北部150ミリとなっている。