唐津市は23日、防災用のポータブル蓄電池の物品購入契約を落札後に辞退したとして、荒木商事唐津営業所(本社・鹿児島県薩摩川内市)を26日から1カ月間、指名停止にすると発表した。
市契約検査課によると、同社は19日、地域防災緊急整備事業用のポータブル蓄電池の物品購入契約に入札した。20日に落札が決まった後、21日に「積算で見積もるべきものを見落としていた」と辞退を申し出た。
出水期に備え、避難所用の蓄電池で、同課は「できるだけ早く再入札を行う。再入札があるので、購入予定の個数や契約金額の公表は控えたい」としている。
市からの受注実績は2023年度が27件533万2459円、24年度は34件323万4504円。(宮﨑勝)