大船渡市の支援活動を行う「蕎麦打ちおやじの会」のメンバー

 みやき町の「蕎麦(そば)打ちおやじの会」は、2月に大規模山林火災が発生した岩手県大船渡市の被災地を、そばの売り上げで支援する。10万円を目標に手打ちそばの予約を受け付けており、全額を義援金として送る。

 同会は介護施設にそばを贈るなど、ボランティア活動に取り組んでいる。これまでにロシアの侵攻を受けたウクライナや、地震と大雨の被害に遭った能登半島にも義援金を送った。田中博信会長(78)は「東日本大震災と山火事で、海からも山からも被害を受けた大船渡市の力になりたい」と話す。

 手打ちそばは1パック(2食入り)で1000円。完全予約制で、100パックで受け付けを終了する。そばの引き渡しは6月21日、同町多世代交流センターで。会員約20人が朝からそばを打つ。申し込みは同町社会福祉協議会のボランティアセンター、電話0942(81)6430。(鳥栖支社・樋口絢乃)