札幌戦に向けて調整するDF長澤シヴァタファリ(中央左)とMF新井晴樹(中央右)ら鳥栖の選手たち=鳥栖市の北部グラウンド

 サッカー・J2サガン鳥栖はリーグ戦第17節の25日、鳥栖市の駅前不動産スタジアムで北海道コンサドーレ札幌と対戦する。ともにJ1復帰を目指すライバルに競り勝ち、得意のホームで勝ち点3を積み重ねたい。

 鳥栖は通算成績7勝4分5敗(勝ち点25)で8位。前節の秋田戦では、前半に先制を許したが、DF長澤シヴァタファリとFWヴィキンタス・スリヴカのゴールで逆転勝ちした。シュート15本を放つなど積極的にゴールに迫る姿勢を見せ、無得点に終わった11日の甲府戦での課題を修正した。

 MF櫻井辰徳は「以前は先制されると雰囲気が落ち込んでいたが、すぐに取り返し逆転できたことが良かった」とチームとしての成長を語った。

 鳥栖同様に今季からJ2を戦う札幌は、6勝2分8敗(勝ち点20)の12位。個のレベルが高く、徹底したボール保持で試合の主導権を握る。鳥栖は、得意のハイプレスから流れをつかみ、得点につなげたい。小菊昭雄監督は「ホームで(鳥栖の)勢いを本物にするために、内容と勝利を必ず取っていきたい」と意気込む。(丸山美陽)