【ニューヨーク、ワシントン共同】米ボストンの連邦地裁は23日、トランプ政権によるハーバード大の留学生受け入れ資格の取り消し措置を一時差し止める決定を下した。資格取り消しが「不可逆的な損害を与える」とし、政権の対応の合法性を審理する間は留学生の受け入れが容認される。
政権側がこの地裁の決定に不服を申し立てるのは確実だ。最終的には措置の合法性も含め、連邦最高裁の判断に委ねられる可能性が高い。
トランプ大統領は23日、ホワイトハウスで記者団に対し、他の大学にも同様の措置を取る可能性を示唆。ハーバード大では「2足す2もできない学生が入学している。こうした学生は米国への抗議活動を実施し、反ユダヤ主義を唱えている」とし「問題を起こす人間はいらない」と話した。