佐賀県警などは20日、県内の交差点などで自転車の街頭指導を実施した。「自転車のルール遵守(じゅんしゅ)とマナーアップ運動」の一環で、警察官や地域交通安全活動推進委員、学校関係者が、登校中の高校生らに安全運転を呼びかけた。
高校付近の交差点など41カ所で取り組んだ。佐賀市の佐賀北高付近では、自転車では並走せず、1列で走行するよう指導した。県警交通部管理官の鶴丸晶子警視(53)は「走行中に携帯電話を使用する高校生が増えている。ヘルメットを着用し、安全運転を心がけてほしい」と話した。
同課によると県内では今年、自転車が絡んだ交通事故が3月末までに60件(前年同期比16件減)発生し、このうち高校生が関係した事故は11件(同1件減)だった。
運動は31日まで実施し、マナーアップモデル校の指定書交付など広報啓発活動を行う。(沖田日和)