団体連覇を狙う柔道男子の佐賀工。佐賀商や佐賀北、龍谷など混戦が予想される=佐賀市のSAGAプラザ

 【男子】県新人戦と全国選手権大会県予選で頂点に立った佐賀工が一歩リードする。佐賀商も虎視眈々(たんたん)と優勝を狙う。龍谷、佐賀北にも力があり、県の頂点を懸けた争いは混戦模様となりそうだ。

 佐賀工は昨年の全国総体や3月の選手権で大舞台を経験。ポイントゲッターの100キロ超級梶山拓海や90キロ級九州3位で立ち技に穴がない山本颯太郎、軽量級の東影竜之介らに期待がかかる。

 佐賀商は全国総体で2位の田中龍希と主将の小畑永吉を軸に「打倒佐賀工」に燃えている。

 【女子】3月の全国選手権大会団体で5位入賞した佐賀商が優勝候補の筆頭だ。同大会個人52キロ級で頂点に立った岡元遥樺は担ぎ技が強力で、同じく57キロ級を制した法島驍(きりん)は内股や粘り強い試合運びが光る。

 63キロ級には昨年の全国総体3位の佐野明日香がいる。団体は軽量級を中心とする構成になりそうだが、重量級では全国選抜5位の小峰葵結や九州王者の齋藤優梨花が控え、厚い選手層で6連覇を誓う。

 全国選抜大会を経験した佐賀工や、小城が食らいつきたい。