定期検査中の玄海原発3号機(玄海町)で協力会社の男性作業員(39)が内部被ばくした事案について、九州電力は20日、作業員が防護服を脱ぐ際、放射性物質で汚染された綿手袋で顔付近を触れたことが原因と推定されると発表した。防護服を脱ぐ手順に綿手袋の取り換えを加えるなどの再発防止策も取りまとめた。

 作業員は10日午前、原子炉容器上部のふたを清掃した後、鼻付近で汚染が確認された。翌11日に内部被ばくと判断された。