「第85回佐賀県珠算競技大会」が18日、佐賀市のメートプラザ佐賀で開かれた。県内の珠算教室に通う小学生から社会人までの33人が出場し、日頃培ってきたそろばんの腕前と計算力を競った。
掛け算と割り算、見取り算の総得点で競う個人競技、各校3人の合計点による団体競技、種目別競技の読み上げ暗算と読み上げ算が行われた。読み上げ算では、次々と読み上げられる最大10桁までの数字を出場者が集中して聞き取り、素早くそろばんをはじいた。
8月に福岡県で開催される全九州珠算選手権の県予選も兼ねており、成績は県代表の選出に反映される。個人、団体、読み上げ暗算で連覇を果たした佐賀商業高3年の兼武陽都(はると)さんは「九州大会では個人・団体の両競技で、昨年の成績を上回れるよう全力を尽くす」と決意を語った。(伊東貴子)