政治ジャーナリストの鮫島浩氏

 佐賀新聞社が主催する佐賀西部政経セミナーが28日午前11時から、鹿島市の割烹清川で開かれる。政治ジャーナリストの鮫島浩氏を講師に招き、30年ぶりの少数与党として厳しい政権運営が続く石破内閣を検証する。7月の参院選で政局はどう動くのか「次の総理は野田か玉木か!? 激動の政局を読む」と題して講演する。会員制だが一般も有料で聴講できる。

 鮫島氏は1971年生まれ、京都大法学部卒。94年に朝日新聞へ入社し、99年から政治部。菅直人元首相や竹中平蔵氏、古賀誠氏、与謝野馨氏ら与野党の政治家を幅広く担当、39歳で政治部デスクになり、「手抜き除染」報道で2013年度の新聞協会賞を受賞した。

 21年に同社を退社し「SAMEJIMA TIMES」を創刊。ウェブサイトで政治解説を無料公開し、ユーチューブでも発信している。近著に「朝日新聞政治部」(講談社)、「あきらめない政治」(那須里山舎)などがある。講演では豊富な取材経験から、参院選以降の政治の流れを分かりやすく解説する。

 一般の聴講は5千円。申し込みは佐賀新聞文化センター内の政経セミナー事務局、電話0952(25)2160。(澤登滋)