佐賀県議会は19日、議会運営委員会理事会を開き、会派別の質問順序と質問回数について申し合わせた。3日間の一般質問のうち、初日は人数の多い会派から順番に登壇する。質問回数は、自民系会派が譲った形で少数会派は1人年2回。自民会派分裂による影響を懸念する見方もあったものの、いずれも現行通りの形で折り合った。

 定例会の一般質問は3日間、計15人。定例会は年4回あり、延べ60人が一般質問する。質問回数は、会派ごとに人数に応じて案分する。そのまま案分すると自民(17人)は27回、自民ネクスト(11人)は18回、県民ネットワーク(6人)は10回、公明2人、共産1人の諸会派(3人)は5回。

 複数の関係者によると、理事会では県民ネット側は1人年2回の質問回数と、質問順序のローテーションを要求した。自民側は、一般質問初日は会派人数の多い順に登壇することを求めた。

 協議の結果、質問回数は自民25回、自民ネクスト17回、県民ネット12回、諸会派は6回となった。自民が2回、自民ネクストが1回少数会派に譲り、質問初日は会派人数が多い順に登壇することで調整した。(山口貴由)