人口減少や少子高齢化の進行で地域の公共交通の在り方が課題となる中、多久市は4月から会員登録制の予約型乗り合いバス「チョイソコたく」を本格運行している。従来の「定時定路線」のコミュニティーバスから、利用者のニーズに合わせて柔軟に運行する「デマンド型」に変更した。市は市民へのサービス周知に努め、さらなる利便性向上へ模索を続けている。
チョイソコたくは、会員登録した利用者が、電話かウェブで行きたい場所と時間を伝えて予約すれば、指定した停留場にバスが迎えに来る仕組み。最大13人乗りのバスを3台運行し、予約状況に応じてAI(人工知能)が最適な乗り合わせと経路を計算する。料金は距離に関係なく大人200円(子ども100円)で、乗車の1時間前までの予約が必要となる。