武雄市山内町の山内中で16日、自転車の交通安全教室が開かれた。スタントマンが自転車と自動車の衝突事故を再現し、携帯電話や傘を使いながらの片手走行など、大きな事故につながる事例を実演した。参加した1、2年生約120人は、事故を防ぐための交通ルールを再確認した。
衝突事故の再現では、衝突時の衝撃の大きさや、体へのダメージなどを確認した。大型トラックが交差点を曲がる時に内輪差から発生する巻き込み事故の実演では、交差点では停止線から少し下がって信号を待つことなどを教わった。
同校では全校生徒199人のうち、約7割が自転車で通学している。共に自転車通学の2年生の草場隆之介さんと村田一颯(いぶき)さんは「スタントを見て事故の怖さがよく分かった。通学する時は、より注意して乗りたいと思う」と話した。
交通安全教室は県警本部と武雄署の協力で、JAさがとJA共済連佐賀が実施した。(澤登滋)