17日午前10時ごろ、堺市西区築港浜寺町の「ENEOS(エネオス)堺製油所」で「従業員の意識がない」と119番があった。大阪府警やエネオスによると、配管からガスが漏れ、40~70代の男性社員ら3人が搬送された。うち1人の死亡が確認され、別の1人も意識不明という。ガスには有毒な硫化水素が混ざっていたという。
エネオスは同日、原因究明に当たる緊急対策本部を立ち上げたと明らかにした。
府警によると亡くなったのは堺市西区、エネオス社員吉岡雄樹さん(44)。製油所内のガスタービン発電所で、社員らが点検のためガスを止め、配管の接合部の部品を取り外した際に、内部に残っていたガスが漏えいしたとみられる。