2022年9月の西九州新幹線開業に合わせてオープンし、武雄温泉駅前(武雄市)の活性化につながると期待されたレストランが閉店した。南口の駅前は公園整備が終わり、7月には新しいホテルの開業も控える。「西九州の玄関口」を掲げる武雄市の、にぎわいづくりに向けた模索が続く。

 3月中旬に閉店したのはレストラン&カフェ「OLY(オリー)」。長崎県の建設関連会社が飲食部門として出店し、ランチに加え、テイクアウトの弁当やプリンなどスイーツにも力を入れていた。60代の店長は営業が継続できなくなった理由を「物価高騰と人手不足の影響」と説明する。