ガタリンピック名物の「人間むつごろう」=昨年6月、鹿島市七浦海浜スポーツ公園

鹿島ガタリンピックをPRする実行委員会のメンバー=鹿島市役所

 有明海の干潟を舞台にした「鹿島ガタリンピック」が6月8日、鹿島市七浦海浜スポーツ公園で開かれる。41回目となる今回は「推し」がテーマ。ユニークな競技を愛する全国のファンにイベントを支えてもらおうと、クラウドファンディング(CF)で運営資金も募っている。

 潟スキーでの25メートル競走「人間むつごろう」、幅60センチ、長さ25メートルの細長い板を自転車で駆け抜ける「ガタチャリ」、勢いよくスイングするロープから泥海にダイブする「ガターザン」など、おなじみの9競技で争う。参加1400人、観覧3万人を見込む。

 武雄市出身のタレント・青木理奈さんがアンバサダーを務め、実況やリポートをする。「ゾンビランドサガ」などお気に入りのキャラクターのコスプレで干潟に突っ込む参加者が増えており、実行委員会の福田晃一委員長は「鹿島市民が『推す』干潟の祭典を、多くの人に『推し』てほしい」と来場を呼びかける。

 CFは将来にわたる運営資金を広く募る。寄付額に応じてグッズや競技参加枠の提供、競技名のネーミングライツなどのリターンがある。20日まで受け付ける。

 「25メートル自由ガタ」は当日枠があり、小学生以下と大人男性の部は16日から23日まで事前受け付けも行う。小学校低学年以下による宝探し競技は当日に120人を受け付ける。観覧は無料で、駐車場の祐徳稲荷神社と会場をシャトルバスで結ぶ。問い合わせは実行委、電話080(1680)7294。(矢野耕平)

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