2022年度の佐賀県内1人当たりの県民所得は、289万2千円(前年度比5・7%増)と比較可能な過去11年間で最高だった。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ経済活動の回復や賃金上昇が背景にあるとみられる。県内総生産(名目)は3兆1489億円で、経済成長率は0・9%減と2年ぶりにマイナス成長となった。県は玄海原発の定期検査による稼働停止が要因とみている。

 県が12日、県民経済計算の推計結果を公表した。