5月の「消費者月間」に合わせ、消費者トラブル防止を訴えるキャンペーンが9日、佐賀市のゆめタウン佐賀で開かれた。佐賀北署や県、佐賀市消費生活センターの職員が、定期購入のトラブルなどに注意するよう買い物客に呼びかけた。
インターネット通販の定期購入のトラブルを紹介し、消費生活相談窓口の連絡先を掲載した啓発チラシなどを配った。県によると、2023年度に消費者相談窓口に寄せられた相談件数は7455件で、不審な電話や定期購入に関する相談が増えているという。
県警のマスコットキャラクター「ごろうくん」と県の食育キャラクター「たべんばくん」も参加した。県くらしの安全安心課の大野純子課長は「少しでも不安に思ったら、一人で抱え込まずにすぐ相談してほしい」と話した。
キャンペーンは県内の全20市町で実施している。(沖田日和)