佐賀県産の原料だけで仕込んだ日本酒や焼酎を対象とする「The SAGA認定酒」の春の審査会が11日、佐賀市のホテルグランデはがくれであった。申請された純米酒56点の中から55点が春の認定酒に選ばれた。
認定酒は、県産の原料だけを使用し、県内で製造されたことなどが条件となる。有識者と一般公募の審査員計33人が、銘柄を伏せた上での利き酒方式で、香りや味などを採点した。認定酒は、「The SAGA」の認定シールを貼って1年間PRできる。
審査後に開かれたお披露目会には、約100人が参加。泊まりがけで妻と訪れた熊本市の後藤和彦さん(53)は「佐賀県を挙げて地元の酒を広げようとしていてすごい。佐賀の酒は甘い印象を持っていたけれど、辛口もあって新たな発見につながる。認定シールがあれば観光客も土産物にしやすく、取り組みがもっと知られるといい」と話した。(福本真理)