佐賀には火がある。なんのこっちゃ? 焚火(たきび)・BBQ(バーベキュー)・薪(まき)ストーブといった場面で火と接することが佐賀に来てから激増したのです。地方都市では当たり前の光景なのかもしれませんが、東京では火なんてものはガスコンロ以外で見たことはない。だから、私にとって「火の国」は熊本ではなく佐賀県です。

 何しろ、「BBQやろう!」に加え、「焚火の前で夜、じっくり酒を飲みながらしゃべりましょうよ」というオファーが激増。東京にいた時にBBQをするのは、出演したテレビ番組の打ち上げで、BBQ場を制作会社の人が予約して、BBQ場の決まってウマくない肉と野菜を食べるというものだけでした。