夏の高校野球選手権大会佐賀大会の前哨戦となる第72回NHK杯佐賀県高校野球大会の組み合わせが9日、決まった。春の県大会を制した龍谷と同大会準優勝の唐津商の推薦2校に加え、県内5地区の予選を勝ち抜いた計16校が出場。龍谷、唐津商を中心に混戦が予想される。

 夏の選手権のシード権を懸けた最後の戦いとなる。秋春連続で県大会を制した龍谷は、最速140キロの右腕勝間田莉音を軸に堅い守備が光る。打線は犠打を交え、粘り強く1点を奪いにいく。

 唐津商は木本夢翔が投打でけん引する。秋の九州大会に進んだ佐賀北や古豪の佐賀商は投手力が高く、昨夏の甲子園に出場した有田工も力がある。

 大会は30日、佐賀市のさがみどりの森球場で開幕。決勝は6月4日に同球場で行われる。(北川尊教、嘉村侑香)