佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備まで、9日であと2カ月となった。空港西側に隣接する佐賀駐屯地(仮称)は、8階建ての隊庁舎、格納庫がはっきり確認できる。防衛省は2023年6月に着工して以来、昼夜を問わず急ピッチで工事を進めてきた。現在整備しているのは、オスプレイ全17機の移駐に最低限必要な施設。開設後も工事は続き、最終的な完了時期は未定となっている。

 防衛省九州防衛局によると、移駐に最低限必要な設備は隊庁舎、駐機場(約8ヘクタール)、格納庫3棟、燃料タンク、管理棟など。現在も数多くの工事車両や重機が稼働し、夜間も工事をしている。体育館、倉庫、火薬庫、車両整備場、駐機場(約3ヘクタール)などは移駐後に整備する。