唐津市の厳木高の生徒らが10日午後1時から、無人駅のJR厳木駅を活用したイベントを開く。駅の周辺を巡るスタンプラリーなどを企画し、鉄道の利用促進と地域のにぎわい創出を目指す。
同校の生徒と教育振興会でつくる「厳木駅活用プロジェクト」が昨年から、JR九州などの協力を得てイベントを実施している。今年は公開授業などの学校行事に合わせて開催する。
新たに取り組むスタンプラリーでは、7カ所のスタンプを集めると景品がもらえる。駅近くの給水塔をモチーフにしたキャラクター「きゅー太郎」との撮影スポットを設け、カレーやパン、コーヒーのキッチンカーも出店する。
今回は生徒が中心となって準備を進めてきた。実行委員で2年の堤優衣さんと古賀美羽さんは「子どもたちも楽しめるようなイベントを考えた。駅が多くの人でにぎわってほしい」と来場を呼びかける。(松岡蒼大)