陸前高田での交流、視察支援　協定締結の武雄市、旅費など補助

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大津波に耐えて残った陸前高田市の「奇跡の一本松」。武雄市は震災遺構の視察費用などを補助する（陸前高田市提供）

　武雄市は、友好都市の岩手県陸前高田市の市民との交流を支援する補助金制度を本年度も実施する。武雄市民が陸前高田市に宿泊し、市民同士で交流をしたり東日本大震災の震災遺構を視察したりした場合、旅費と宿泊費の半額を3万円を上限に補助する。

　出発の7日前までに交付申請書を提出する。陸前高田市で宿泊、交流、視察などを行った後、帰着後20日以内に実績報告書を提出する。報告書を確認後に補助金を交付する。本年度は120万円の予算を計上し、予算額に達し次第終了する。

　両市は東日本大震災を契機に2021年3月、交流連携協定を締結し、災害時の相互応援や経済交流などを進めてきた。陸前高田市も同様の補助金制度を設けており、市民が武雄市内に宿泊した場合、1人当たり3万円を補助している。

　問い合わせは市男女参画・市民協働課、電話0954（23）9141（平日午前9時～午後5時）。（澤登滋）