(左から)いちごトレーニングファームに入校した7期生3人と修了した5期生3人=白石町のJAさが白石地区JA会館

 しろいし農業塾・いちごトレーニングファーム(TF)の研修生の修了式と入校式が21日、白石町のJAさが白石地区JA会館で開かれた。独り立ちする修了生と、これからイチゴ栽培を学ぶ研修生の各3人が決意を新たにした。

 研修を終えたのは5期生で、香川県出身の川西宏貴さん(32)、東京から来た松﨑拓さん(39)、福岡県出身の境拓馬さん(46)。いずれも白石町園芸団地でハウス栽培を始める。「5年目には10アールで収量6トンを」「町で愛される農家に」などと抱負を述べた。

 7期生となる入校生は、現在は貸している農地で栽培を目指す村吉英樹さん(47)=鹿島市、妻の出身地の白石町に福岡県から移住した田中雄也さん(33)、実家のイチゴ経営に生かすという荒木海人さん(24)=白石町。「深く広く知見を身に付けたい」と決意表明した。

 白石町の田島健一町長らが「5期生は生産性の高い農業で経営発展を目指して。7期生は早く地域に溶け込んで町の活性化に貢献して」と激励した。入校生は栽培管理などを学び、2年目の模擬経営を経て就農を目指す。(古賀真理子)