春らんまんの花の名所で、シャクナゲとツツジが満開を迎えている。山や海などの自然、伝統ある寺院をバックに色彩豊かな花々が咲き、行楽シーズンを華やかに彩っている。
唐津市北波多の法安寺では、ピンクや白など色とりどりのツツジ約3000株が境内に咲き誇っている。
花が参道や斜面をカラフルに彩る景色は壮観。市内の老人ホームの仲間と訪れた小山佐代子さん(81)は「きれいとしか言いようがない。胸がいっぱいです」と満足げだった。
今月中旬ごろから咲き始めた花は最盛期を迎えており、早めの来場を呼びかけている。護摩堂では四国八十八カ所の霊場の砂を順に踏み、お遍路と同じご利益があるとされる「お砂踏み」も行っている。問い合わせは法安寺、電話0955(64)2133。(松岡蒼大)