春らんまんの花の名所で、シャクナゲとツツジが満開を迎えている。山や海などの自然、伝統ある寺院をバックに色彩豊かな花々が咲き、行楽シーズンを華やかに彩っている。
佐賀市富士町の北山しゃくなげ園では、競い合うように咲くシャクナゲとツツジの花が満開を迎えた。白や赤、薄ピンクや紫など色も種類もさまざまで、訪れた人の目を楽しませている。
園を管理する姉川輝次さん(88)が38年前からシャクナゲを植え始め、ツツジも増やしてきた。1万5千平方メートルの斜面一帯を約3万本の花が覆う。展望台が整備されており、姉川さんは「下から見上げても、上から全体を眺めても楽しめる」と話す。午前8時半から午後5時まで。入場料は700円。(西浦福紗)