被災した子育て世帯支援に関する主な提言

 公益社団法人「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は24日、昨年の能登半島地震と記録的豪雨で被災した石川県の子どもたちに心理的負荷がかかっているとして、ケア体制の充実を図るよう国や自治体に求める提言を公表した。生活環境の変化などでストレスを抱えており、気軽に大人に相談できる環境整備を急ぐ必要があると訴えている。

 学校のグラウンドに仮設住宅が設置されるなど、運動や学習場所の制約もストレスの要因の一つになっているとして、子どもたちの居場所の早期確保を要請。経済的困窮に直面している世帯も多く「現金給付など経済支援の充実が求められる」と強調した。