みやき町が整備する多目的人工芝グラウンドの管理棟の地鎮祭が21日、こすもす館南の建設予定地近くで開かれた。昨年10月から工事が始まっているグラウンドとともに12月の完成を計画し、来年1月の利用開始を予定する。
管理棟は鉄筋コンクリート1階建てで、延べ床面積291・5平方メートル。更衣室やシャワー室、審判控え室などを備える。地鎮祭には行政関係者ら約40人が出席し、岡毅町長が「スポーツによるまちづくりの基盤となるグラウンド。既存の施設と一体となった活用ができるよう期待している」とあいさつした。
人工芝のメイングラウンドは約1万300平方メートルで、夜間照明もある。女子サッカーチーム「みやきなでしこ」のホームグラウンドになり、完成後に日本サッカー協会に公認を申請する。土舗装のサブグラウンド(約5500平方メートル)も設ける。
大型車両を含む約270台の駐車場は調整池も兼ね、最大6千トンの水をためることができる。総事業費は約9億4千万円。(樋口絢乃)