武雄市内の窯元が参加する企画展「春の新生活のうつわ展」が、同市図書館・歴史資料館のオープンスペースで開かれている。皿や茶わん、プレートなど日常食器を展示販売している。5月13日まで。
市商工会窯業部会が新年度が始まるこの時期に開催しており、今年で9回目。「集う喜びを演出する、笑顔で囲む武雄焼」をテーマに、6窯元(東馬窯、綿島康浩陶工房、つつえ窯、桃林窯、一峰窯、くろかみ窯)が最新作を並べる。新生活を始めた人のために、電子レンジで使用できる陶器のバリエーションを増やした。
市図書館・歴史資料館は観光客も多く、会場で作品を見て窯元まで足を運ぶ人も増えている。東馬窯の馬場宏彰さん(52)は「期間中に有田陶器市も始まるので、こちらにも立ち寄り武雄の焼き物の個性と実用性を味わってほしい」と呼びかける。
午前9時から午後9時まで。会期中は無休。武雄窯元ポータルサイトにも、最新情報を掲載している。問い合わせは市商工会山内事務所、電話0954(45)2505。(澤登滋)