タイトルを目前で逃し、悔し涙を流してから4カ月。青く染まったSAGAアリーナで、SAGA久光の選手たちの笑顔が輝いた。昨年12月、全日本選手権の決勝で敗れた“宿敵”姫路に2連勝。中島咲愛は「競った場面もあったが、セットを落とさなかったことが収穫」と胸を張った。
2戦ともに勝負強さが光った。第1戦は途中出場の中島や北窓絢音の活躍で劣勢の第4セットを奪い、勝利した。勢いそのままに、この日の第2戦も中島と北窓が攻守に躍動。苦しい場面で得点を決めると最後はジュースを制する意地も見せ、酒井新悟監督は「ステフ(サムディ)以外の選手でも点が取れた」と喜んだ。