準々決勝・SAGA久光―姫路 第1セット、得点が決まり喜ぶ西村弥菜美(中央)らSAGA久光の選手たち=SAGAアリーナ(撮影・米倉義房)

準々決勝・SAGA久光―姫路 第2セット、ブロックを決めるSAGA久光の平山詩嫣(8)=SAGAアリーナ(撮影・米倉義房)

準々決勝・SAGA久光―姫路 第1セット、スパイクを決めるSAGA久光のステファニー・サムディ(中央)=SAGAアリーナ(撮影・米倉義房)

 バレーボールの大同生命SVリーグ女子のSAGA久光スプリングス(鳥栖市)は20日、チャンピオンシップ(CS)準々決勝でヴィクトリーナ姫路と対戦し、3―1で勝利した。

 SAGA久光は第1セット、立ち上がりから栄絵里香や荒木彩花、ステファニー・サムディのサービスエースが決まり、流れをつかんだ。深澤めぐみが10得点を挙げるなど攻撃の手を緩めず、25―15で先取した。第2セットは序盤に深澤や平山詩嫣のスパイクなどで4連続得点を奪って先行。中盤以降は一進一退の展開となったが、粘りを見せ、25―22で振り切った。

 第3セットは6連続失点を喫し、苦しい立ち上がりになった。一時1点差まで追い上げたが、終盤にミスからの連続失点で再び突き放され、20―25で落とした。第4セットも追いかける苦しい展開となったが、途中出場の北窓絢音のサーブで流れをつかむと、終盤に栄のサービスエースなどで6連続得点を奪い、25―19で逃げ切った。

 2戦先勝方式のCSで先に1勝を挙げ、幸先のいいスタートを切ったSAGA久光。この日、好レシーブで何度もチームを救ったリベロの西村弥菜美は「(自分が)つないだボールを仲間が決め切ってくれた」と喜んだ。

 SAGA久光は21日午後7時5分から、同会場で姫路と再戦する。(小部亮介)