きょう20日は二十四節気の一つ「穀雨」。春の雨が田畑を潤し、穀物の成長を助けるころとされる。佐賀県内は19日、高気圧に覆われて気温が上昇し、最高気温は佐賀市で28・1度、白石町で27・5度と今年最高を観測、県内6観測地点のうち5カ所で25度以上の「夏日」となるなど初夏を思わせる暑さとなった。
佐賀市大和町松瀬のたかしま農園では同日、タケノコ掘り体験に家族連れなどが訪れた。地中から2~3センチほどの穂先を出した芽を見つけると、くわやのこぎりを使って、長さ約30センチに成長したタケノコを掘り起こした。古畑陽向(ひなた)さん(12)=福岡県=は「根っこが大きく堅くて大変だった」と笑顔で話した。
同園主の高島賢一さん(64)によると今年は豊作の年といい、気温が上がるにつれて収穫量は増えてきているという。4月下旬から長くてゴールデンウイーク(GW)期間中まで収穫体験を受け付けている。(鶴澤弘樹)