佐賀女子短大の学生や職員らがトークフォークダンスで親睦を深めた交流会=佐賀市の朝日学園第一体育館

参加者は体育館に椅子を円形に並べ、ペアを変えながら会話を楽しんだ

参加者は体育館に椅子を円形に並べ、ペアを変えながら会話を楽しんだ

佐賀女子短大の学生や職員らがトークフォークダンスで親睦を深めた交流会=佐賀市の朝日学園第一体育館

佐賀女子短大の学生や職員らがトークフォークダンスで親睦を深めた交流会=佐賀市の朝日学園第一体育館

 外国人留学生の増加や男女共学化で学内の多様化が進む佐賀女子短期大(佐賀市)は19日、学生や職員らの交流を深めようと「トークフォークダンス」交流会を開いた。フォークダンスのようにペアを変えながら対話する趣向で、約400人がトークテーマに沿ってざっくばらんに会話を楽しんだ。

 同短大はベトナムやネパールなど7カ国から留学生を受け入れており、現在は在校生の4割以上を占める。本年度からは全学科が男女共学となり、27人の男子学生が在籍している。出身地や性別の壁を越えて学生に相互理解を深めてもらおうと、毎年4月に実施している交流会に初めてトークフォークダンスを取り入れた。

 学生と教職員が全員参加し、体育館に椅子を並べて円を作った。「学校の良いところは」「身近な困りごとは」などのテーマが次々に示され、それぞれのペアで話し合った。まだ日本語に慣れていない留学生らは、身ぶり手ぶりを交えながら交流を図っていた。

 企画運営に携わったミャンマー出身で地域みらい学科2年のエー・ニェイン・サンさん(24)は「日本語が苦手な留学生に良い機会」と笑顔を見せ、同1年の赤松隼之介さん(18)は「始めは緊張したが、知り合いを増やして楽しい学校生活を送りたい」と話していた。(小島発樹)