罪を犯した人や非行少年の立ち直りを支援する佐賀県内の新任保護司に15日、辞令が伝達された。1日付で委嘱された7人が保護司としてのスタートを切った。
佐賀市の佐賀合同庁舎であった伝達式で、佐賀保護観察所の山口範之所長が辞令を手渡し、「面接の技術や知識だけでなく、犯罪や非行をした人の更生のために役に立ちたいという誠実な心を忘れずにいてほしい」とあいさつ。県保護司会連合会の村岡洋会長、県更生保護協会の鍵山俊明理事長も激励の言葉を贈った。
佐賀地区の保護司になった江平晴美さん(63)=佐賀市=は「刑務官として37年間勤務してきた経験を生かし、佐賀県をよりよい町にしていきたい」と決意を新たにした。
佐賀県内の保護司は517人で、定員550人に対する充足率は94・0%(4月1日現在)となっている。全国平均は87・4%(3月1日現在)。(井手一希)