ハンドメード作家5人の作品が並ぶ展示会=佐賀市の高伝寺前村岡屋ギャラリー

 福岡、長崎、熊本県を拠点に活動する5人のハンドメード作家の合同展「SHAREBONE(しゃれぼうね)」が、佐賀市の高伝寺前村岡屋ギャラリーで開かれている。織り方や素材、色などに制約のない「さをり織り」の作品をはじめ、古布や古帯、畳縁(たたみへり)のリメーク作品、天然石アクセサリーなど千点余りがそろう。20日まで。

 ループ糸と綿糸で独特の凹凸を出したワンピースや竹由来の糸を使った肌触りの良い藍染めのストールなど、さをり織りの生地を使った服や雑貨が並ぶ。古布コーナーには、幕や布団、柿渋で染めたのぼりなどを仕立て直した創作服約200点を展示。さまざまな文様の畳縁をつなぎ合わせた軽くて丈夫なバッグもある。

 展示会名は佐賀弁で“おしゃれな人”を意味する。さをり織り作家の越智裕美さん(58)は「服からファッション雑貨まで多彩にそろえている。組み合わせて自分なりのおしゃれを楽しんで」と話す。

 午前10時~午後6時(最終日は午後2時まで)。入場無料。(伊東貴子)