講師を務めた佐賀広告センターの古賀利彦取締役=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 大手企業の県内支社長・支店長でつくる「ブランチ佐賀さかえ会」(座長・中尾清一郎佐賀新聞社社長)の例会が16日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開かれた。同市の広告代理店「佐賀広告センター」取締役の古賀利彦さん(55)が、イベントの企画・運営を通して佐賀の魅力を発信する同社の取り組みを紹介した。

 同社はこれまで、有田焼と地元の食を体験できるレストラン「ユージアムアリタ」や佐賀藩校をモデルにした講座「弘道館2」などを運営。最近の県伝承芸能祭や名護屋城大茶会を含め、佐賀の文化や歴史をテーマにしたイベントに数多く携わっている。

 古賀さんはこうした「時代の中心となる仕事」を担うことが「社会や地元、社員のハッピーにつながる」と強調。「佐賀には多様な魅力がある。皆さんとの関わりやアイデアで佐賀の新しい未来を一緒に考えていきたい」と呼びかけた。

 江藤新平の復権運動の機運の高まりや「佐賀ラーメン」のブランド化推進など、最近の県内の動向にも触れた。初出席の7人を含む35人が聴講した。(秋根紗香)