佐賀市の夏の風物詩だった「佐賀城下栄の国まつり」が、今年は熱中症のリスクを避けるため、5月31日と6月1日に時期を前倒しして開催し、特に2日目は開始時刻も2時間早める。主催者は「(2日目の)パレードやみこしを盛大に楽しんで」としている。
まつりの振興会(牛島英人会長)が14日、本年度1回目の運営委員会を開いた。既に決めていた日程の前倒しに加え、2日目の開始時刻も早める。2005年に旧佐賀市と3町1村が合併して20周年となる記念のイベントを企画する。6月1日は「新市20周年記念パレード」を行い、複数の高校・吹奏楽部が出演するほか、大人みこし、子どもみこしも参加予定。佐賀城下花火大会(5月31日)の前後いずれかの時間帯に、500機のドローンショーを開催する。
牛島会長は「54回目を数える栄の国まつり。新たな日程になるが、これまで同様、佐賀市の一大イベントとして来場者の安全安心を確保し、楽しんでもらえるまつりにしていきたい」と話した。(川﨑久美子)