鹿島市はふるさと納税の返礼品に、同市の光武酒造場が手がける樽詰めのジンのオーナー制度と、富久千代酒造が運営する「御宿 富久千代」のペア宿泊券を加えた。鹿島を訪れてもらうきっかけになればと体験型の返礼品に力を入れており、2件を追加した。
ジンは「赤鳥居SAKE GIN」で、日本酒をベースに県産オレンジピールなどをブレンドし、樽で3年間熟成させる。1千万円の寄付で250リットル入りの樽、250万円の寄付で50リットル入りの樽のオーナーになれる。寄付後、2カ月以内に樽詰めする。鹿島市の宿への招待や蔵ツーリズムなどの特典もある。
「御宿 富久千代」は、日本酒「鍋島」で知られる富久千代酒造が運営する酒蔵オーベルジュ(宿泊もできるレストラン)。100万円の寄付でペア宿泊券(1泊2日、2食付き)を贈り、九州の素材を使った創作料理やオーベルジュ限定の「鍋島」などを楽しめる。酒蔵の案内もある。
申し込みはふるさと納税の各ポータルサイトから。問い合わせは鹿島市広報企画課、電話0954(63)2101。(北島郁男)