昨年の能登半島地震を受け生徒が東京都青梅市に避難している日本航空高石川の一部生徒が校舎のある石川県輪島市へ戻ることが13日、同校への取材で分かった。対象は、今春の選抜高校野球大会に出場した野球部員ら全校生徒の約4割に当たる約240人。隣接する日本航空大学校の校舎も活用して、地元での学校生活を再開する。
輪島市の校舎は、3月までの調査で基礎部分の亀裂などが見つかっており、当初、帰還は数年後になる見込みだった。しかし、今月の追加調査で利用する一部建物の安全性が確認され、予定を変更。対象の生徒は、14日以降に順次、輪島市へ移る。残る約370人は、復旧状況を踏まえて帰還時期を検討する。