国道249号「中屋トンネル」の復旧工事を説明する国交省能登復興事務所の田中義太郎計画課長=8日午後、石川県輪島市

 国土交通省能登復興事務所は8日、昨年の能登半島地震と記録的豪雨で被災した石川県輪島市の国道249号「中屋トンネル」の復旧工事で、内部の路盤の舗装がおおむね完了したと明らかにした。照明の取り付けといった作業を進め、夏ごろに一般車両が通行できるようにする方針。

 トンネル付近は、道路が土砂に埋まったままの箇所もある。国交省は近接する河川の上部などに仮設の橋を架け、2車線で復旧させる。

 能登復興事務所の田中義太郎計画課長は「地域の皆さまに可能な限り早期に通行してもらえるよう、復旧を進める」と話した。

 中屋トンネルは全長1・3キロ。地震で通行止めになり、昨年9月の豪雨で再び被災した。