佐賀市の太田昭信さん(82)は50歳のころ、カメラの同好会に誘われたのをきっかけに撮影活動を始めました。積極的にコンテストにも出品し、佐賀県美術展覧会で県知事賞、県写真協会賞を受賞するなど、多くの賞に輝いています。
「背景が主役を引き立て、写真の外側を連想させるものこそ“作品”である」と教わり、写真の奥深さにすっかりとりこになったといいます。コンテストへの参加は「入賞するとうれしい。もっといい写真を撮りたいという意欲が生まれる」と写真と真剣に向き合うきっかけになっています。
作品を生かすタイトルを付けるのは妻の郁子さん。夫婦でのドライブで郁子さんがシャッターチャンスを見つけることも多いそうです。「妻が車窓から見た景色から多くの作品が生まれた。タイトルを付ける才能もあり、妻は最高のパートナーです」と笑顔で話してくれました。(地域リポーター・式町郁子=佐賀市)