4月13日に開幕する大阪・関西万博に、佐賀県内の企業や団体も、家具やテントといった設備、菓子の販売などで参画する。万博は10月13日までの期間中に約2820万人の来場が見込まれ、国内外に自慢の技術や製品をアピールする好機と捉えている。

試作したサイドテーブルについて意見を交わすデザイナーのファニ・ボルデスさん(左)とレグナテックの樺島賢吾専務=佐賀市諸富町の同社
諸富家具振興協同組合(佐賀市)は、オランダのパビリオンで使うサイドテーブルを製作している。同国大使館から「クリエイティブ連携・交流協定」を結ぶ佐賀県に打診があり、オランダのデザイナーとコラボした。サイドテーブルの一つは高さ約60センチ。ヒノキとアッシュ(タモ)材を日本建築の伝統技法「いすか継ぎ」を用いて組み、運搬や保管がしやすいよう天板と足の部分が分解できるのが特徴だ。