今回は、「マーケットベース」と「ゴールベース」の考え方をお伝えしたいと思います。

 「マーケットベース」は、相場を予想して金融商品(株・投資信託)を選んで資金を投じる方法で、短期的な価格変動を利用して利益を得ることを目指します。毎日の情報収集や精神的負担を鑑みると初心者にはおすすめできる方法ではありません。「資産運用(投資)」が怖いと感じられる方はこのイメージが強いのではないでしょうか?

 一方、「ゴールベース」は、夢や目標(ゴール)を定め、そこから逆算して投資を考える方法です。総資産(金融資産や不動産)や将来の収入などの全体像を把握し、今後どのように資産を活用し、どのくらいの運用利回りが必要か逆算し、ライフプランを作成していきます。

 「人生100年時代」長い老後に必要になる資金は増えています。健康寿命を延ばし働くことで対応するのか、資産寿命を延ばすためお金に働いてもらうこと(資産運用)で対応するのか、なかには運用する必要がない方もいらっしゃるかもしれません。皆さまのライフプランはさまざまで誰一人同じものはありません。最近は各金融機関でゴールベースアプローチの考え方に基づきライフプラン作成をサポートしています。

 「人生100年時代」、まずは金融機関のサポートを受けライフプランを作成して今後の生活資金の過不足を確認し、どう過ごすのか、どのような運用をしていくのかなど、自分の目標(ゴール)を明確化することをお勧めします。

 (佐賀銀行営業統括部主任調査役・三岳肇)